今年のノーベル医学・生理学賞は日本人研究者の大隅良典栄誉教授が受賞されたそうですね。おめでとうございます。

ノーベル医学・生理学賞

今年のノーベル医学・生理学賞は日本人研究者の大隅良典栄誉教授が受賞されたそうですね。おめでとうございます。授賞理由がオートファジーの研究ということで、Facebookでもオートファジーについて知ったかぶっている人をちらほら見かけます。

オートファジーの研究の内容は置いておいて、何がすごいかというと、これによってガンや様々な難病の原因解明や治療法の開発に役立つという、毎度おなじみのお話ですね。ガンや難病の画期的治療法につながる研究が毎年のように発表されているのだから、そろそろガンが治るようになってもおかしくないでしょうに、何でいまだにガンを治せないんでしょうねぇ。

医学の発展というのは、病気の治療法の開発とセットになっています。というのも医療の研究というのは、病気の治療法にしか、お金をかけないからです。どうして治療法のみにお金をかけるのかというと、病気の治療は儲かるからにほかなりません。

その一方で病気にならない方法、すなわち予防法というものにはお金もかけられないし、まともな研究すらされません。そりゃ、病気にならない人が増えたら、医者や製薬会社は商売あがったりですからね。

正確には過去にもいましたよ、予防について研究した人が。僕の予防歯科の軸となる理論を作ってくれた、W.A.プライス博士の先住民族の研究なんて、いまだにそれを超える研究は存在しませんから、僕にとってはノーベル賞100個あげても惜しくないくらいの偉大な研究です。しかしながら、プライス博士の報告は長い間無視され、いまだに日の目を見ているとは言い難い状況です。

今の医学というのは栄養学とセットになっていて、まさにマッチポンプです。すなわち病気になるような食生活をさせ、なった病気は最先端の(お金のかかる)治療を行う。最先端の治療の権威付けにノーベル賞が利用される、という状態です。

研究者の努力は素晴らしいと思います。もちろん大隅栄誉教授もすごい人だって思いますよ。でもね、人を救うためにはそれよりもっと大事なことがあるんです。病気の根本原因と正しい予防法の知識の普及・啓蒙こそ、今の世の中には最も必要とされているのではないでしょうか。

そしてそういった知識というのは、複雑な医学や栄養学の知識なんて一切必要ないものなのです。普通に考えて、先住民族がそんな高度な知識を持っていると思いますか?そういった知識を一切持たない先住民族の健康で優れた肉体にまったく近づけていない分際で、何を分かった気になっているのか、全く情けないですね。
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