フィンランドの教育制度とは① 国富(=国力)が人材の国

フィンランドの教育制度は、世界一の学力を保持しているその理由をあげてみると、徹底した能力修得を第一としていおり、個々人の能力にてあわせて進学していく。しかも、授業日数は世界のどの学校よりも少なく小学校~大学迄公立校が基本。

以下、リンクより、引用。

・世界一の学力を保持
 経済協力開発機構(OECD)が2000年から3年ごとに実施している学力到達度調査(PISA)において、フィンランドは常に世界トップクラスの実力を保持しており近年、フィンランドの教育制度は世界各国の教育機関から注目を集めている。これは時間をかけて、「平等の教育」という目標のもとに国が教育改革を行ってきた結果によるもので、フィンランドでは自国の国籍をもつ子供だけでなく、難民や移民といったフィンランドに暮らす外国人の子供のたちも平等に教育を受ける権利が保障されている。

・義務教育(小中学校)
フィンランドの教育は「すべての子供に平等な教育を」「現場への信頼」「質の高い教員の養成」という理念が根幹にある。義務教育は日本と同じ6・3制であり、7歳から小学校に入学する。カリキュラムは9年間一貫しているが学校の形態は様々であり、小学校と中学校がそれぞれ独立している場合もあれば、総合学校とよばれる小中学校が一緒になっている学校もある。また小学校に入学する前の1年間は6歳児を対象とした就学前教育(プリスクール)が小学校に併設された保育所などで行われる。この際の教育費は無償であり、ほとんどの子供はこの就学前教育を受けた後、小学校に入学する。

しかしフィンランドの教育は徹底した修得主義である為、子供の習熟度が不充分だと判断した場合は、保護者やプレスクールの先生と話し合った上で、小学校の入学を1年遅らせることができる。また同様に中学校を卒業しても、まだ希望する高等学校に進学する学力に満たないと判断した場合は「10年生」という特別プログラムが用意されており、もう1年勉強することができる。新学期は8月中旬から始まり、多くの学校は2学期制をとっている。夏休みは6月中旬から8月中旬まで2ヶ月近くあり、そのほかにも秋休みや冬場のクリスマス休暇、スキー休み、4月にはイースター休暇もあるため、年間の授業日数は約190日間とPISA調査に参加しているOECD加盟国の中でももっとも少ない。

・小学校から大学まですべてが公立校
フィンランドの学校は一部の学校を除くと、小学校から大学まで全てが公立校である。ただし、学校によって授業内容に柔軟に構成できるようなカリキュラムが組まれており、独自の特色を出している学校もある。例えば体育や数学、音楽、外国語など特定の教科に力をいれた特別コースを設けている学校も存在する。特別コースを希望する生徒は一般コースと同じ最低限のカリキュラムにプラスするかたちで、自分の選択した特別授業を受講することができる。このような特別コースを選択する際、入学前に適正検査に合格しなければならないが、この適正検査も志願者の「適正」のみを判断するために行われ、学力テストとは異なっている。

 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=320095

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