コーンシロップの危険性

「コーンシロップの危険性」

トウモロコシの高果糖シロップ(HFCS)

「毒」は、特に化学的な方法で、体へ傷害を与えたり、病気、果ては死に至らしめるという物質です。この定義でいくと、高果糖コーンシロップ(high-fructose corn syrup=以下HFCS)は、まさに毒といえるでしょう。

高果糖コーンシロップ(HFCS)は、トウモロコシを非常に高いレベルで処理して作られる甘味料で、1970年以降、使用されています。

グラニュー糖、ショ糖などの代替として広く使われており、スーパーマーケットに置かれている加工食品の大半に使用されています。

調査では、アメリカ人は、1日当たり平均12サジの人口甘味料を消費していると結論付けています。下は、私たちアメリカ人の食事における、高果糖コーンシロップの消費量が増えていることを示すグラフです。

高果糖コーンシロップ(HFCS)は、かなり甘いという特性があるため、ジャム、ソフトドリンク、焼き上げた甘い食べ物のような「甘ったるい製品」の中に明らかに見つけることができます。
しかし、多く人は、スープ、食パン、パスタ・ソース、穀類、冷凍アントレー、肉製品、サラダドレッシング、および香辛料など、たくさんの製品に含まれていることを知りません。

また、高果糖コーンシロップ(HFCS)はプロテイン・バー、「低脂肪」の食物、および栄養ドリンクを含む、いわゆる健康食品の中で見つけられます。

「そんなに甘くて良いものが、どうして人間の健康に悪さをするのか?」
ここに、高果糖コーンシロップ(HFCS)に関する、いくつかの事実があります。

●北アメリカにおいて、特に子供の肥満、糖尿病の増加率が増えていることと高果糖コーンシロップ(HFCS)との因果関係についての研究:果糖は、他の砂糖より人間の体を肥満に転化します。そして、すばやく血中に取り込まれます。

●高果糖コーンシロップ(HFCS)が含まれている飲料は、より高いレベルの反応性化合物(カルボニル)を持っています。これは糖尿病につながる組織の損傷と関係があります。

●トウモロコシ果糖は、体内で甘ショ糖とは異なった処理をされるという証拠があります。このことは満腹感を減じるため、さらなる過剰消費へとつながる恐れがあります。

●カリフォルニア大学デービス校とミシガン大学の研究によれば、果糖を採ると、肝臓で脂肪に変えられるのですが、トリグリセリドの形で血流の中に脂肪を増加させることがわかっています。

●(ブドウ糖に変わる)炭水化物のようなタイプと違って、インシュリンをつくりだしてしまうため、膵臓を刺激しなくなってしまいます。カリフォルニア大学デービス校で、果糖が新陳代謝に与える影響を研究している栄養学者、ピーター・ハベルは、果糖がレプチン(体内の脂肪によってつくられるホルモン)の量を増やすことが出来ない、と発表しました。インシュリン、レプチンともに食欲を減じ、体重をコントロールするような信号を脳に与える働きがあります。
また、果糖はグレリン(飢餓と食欲を増加させるホルモン)の生産を抑えるようにはみえないと発表しています。

●人間の体は、トウキビやビート糖を処理するときとは違う形で、高果糖コーンシロップ(HFCS)の果糖を処理するため、新陳代謝の規制ホルモンが機能する方法を変えてしまうのです。それは、肝臓に血流の中に、太る要素を送り込むようにしてしまうのです。結局は、体が騙されてしまって、脂肪を体内に蓄積しながら、より食べたいという欲求に駆られることになるのです。

●国立ガン研究所ジャーナルの研究によると、食事で炭水化物と果糖を多く摂っている女性は、結腸直腸癌のリクスが高くなる傾向があることが分かりました。

●高果糖コーンシロップ(HFCS)は、マグネシウム、銅、クロムのような主要な鉱物が心臓で使われることを妨げます。

●高果糖コーンシロップ(HFCS)は、白血球の機能を抑制することによって免疫システムを使い果たしてしまうことが分かりました。そのとき、有害な外敵の侵入から体を防御できなくなってしまうのです。

●果糖は実際に、ブドウ糖より容易に病気を促進します。ブドウ糖は、体のすべての細胞で代謝されるのですが、果糖は肝臓で代謝されなければなりません。多量の果糖を与えられた実験動物の肝臓は、脂肪性の沈着物を増やし、肝硬変を発症します。これは、アルコール中毒患者の肝臓に発生する問題と同様です。

●高果糖コーンシロップ(HFCS)は、グラニュー糖より、ずっと高いレベルまで精製されます。

●高果糖コーンシロップ(HFCS)の原料となるトウモロコシは、ほとんどの場合、遺伝子を組み換えられたものが使われています。果糖が精製される過程で使われる酵素のように。

●集中的なトウモロコシ生産が環境に与える影響と同様に、トウモロコシ生産の経済(補助金、関税、および規則)を取り囲んでいる政治に高い関心が集まっています。

多くの研究結果が、過去、数年間の高果糖コーンシロップ(HFCS)の使用量と、肥満の増大との間に相関関係があることを指摘しています。

不健康な状態での肥満は直接、脳の機能に影響をもたらします。肥満が脳の退廃につながると考えている研究が多くいるのです。研究を専門とする科学者たちは、かねてから肥満と知力との間には、ある関係があることを指摘してきました。最近の新しい研究は、肥満が脳に有害な影響を及ぼしていると主張しており、これを裏付ける形となっています。

神経学のアーカイブにカリフォルニア大学の研究レポートがあります。
それによると、腹部肥満(つまり、ビヤ樽型の肥満体)と基本的な脳(海馬状隆起)の一部の収縮減少のとの間には深い相関関係がある、とのことです。(MRIスキャンのときに測定されるように)

これらの研究結果は肥満体の人たちが、「バカ」であるということを証明している、というわけではありません。しかし、そうした人たちの脳が、「バカ」になってしまうくらい危険な状態にある、ということは言えるでしょう。

しかし、仮に高果糖コーンシロップ(HFCS)によって太らなくても、それは依然として、あなたの脳に影響を与え続けているのです。最近の研究結果をいろいろ取り上げて、これらの人工甘味料に水銀が含まれていることを… あなたはそれを前から推測していたでしょうけれど…この記事で示しました!

あるジャーナル「Environmental Health」の記事には、トウモロコシから作られる高果糖シロップの20個のサンプルのうちの9個に水銀が含まれていることが判明した」と書かれています。

IATP(the Institute for Agriculture and Trade Policy)が行った二番目の研究では、55ブランドの食品のうち、その約三分の一に水銀が含まれていた、ことが分かりました。

特に乳製品、ドレッシング、薬味の3種。それらのブランド製品の中には、クウェーカー(Quaker)、ハーシーズ(Hershey’s)、クラフト&スマッカーズ(Kraft and Smucker’s)のような有名ブランドも含まれていたのです。

ここに、IATPの研究の中で、“Not So Sweet”と呼ばれるテーブルがあります。
水銀がどれくらい入っているか明記されていないもの、そして、その食品に使われている高果糖コーンシロップ(HFCS)の中に水銀が含まれているのに、その量が詳細に書かれていないものは、毎日、スーパーマーケットに並んでいる製品の中に見つけられているのです。

もちろん、人工甘味料は“ナチュラル”であるから特に危険性はない、と主張している高果糖コーンシロップ(HFCS)製造会社は、これらの研究結果を否定しています。本当のことを知っているにもかかわらず、それを売り続けている人たちによって。

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