【注目すべき書籍の紹介】甘いもの中毒 私たちを蝕む「マイルドドラッグ」の正体 (朝日新書)・・・宗田哲男 (著)

甘いもの中毒 私たちを蝕む「マイルドドラッグ」の正体 (朝日新書)

宗田哲男 (著)

なぜ、ついついごはんや甘いものが欲しくなってしまうのか? 
その謎を解きつつ、
人間の成り立ちをふまえた甘さ(糖質)との上手な付き合い方を伝授する。
食べ過ぎを意思の力でなんとかしようとしない、
今日からはじめられる糖質制限の入門書。

【プロローグ】 赤ちゃんは「甘いもの」が大嫌い!
●糖質ゼロでも卵はヒナになる
●「賢い子」はお肉しか食べない
●妊婦さんと赤ちゃんの協力で世界初の学術論文
●食のパラダイムシフト、糖質から脂質へ

【第1章】 ヒトは、なぜ「甘いもの中毒」になるのか?  
●私も「甘いもの中毒」だった
●砂糖中毒は「経済成長」で蔓延した
●お米は大量の「砂糖」
●肥満患者は「うそ」をつく!?
●「食べ過ぎ」ではなく、ヒトは「糖質過多」で太る
●炭水化物=糖質+食物繊維
●運動すれば大丈夫という「誤解」
●「おふくろの味」という落とし穴
●炭酸飲料2リットルで血糖値500に
●巨大企業による「甘い誘惑」
●糖質過多になるとお肉が嫌いになる
●「甘いもの」は「麻薬」である
●イライラ、不安、妄想という禁断症状
●「味覚=脳神経」を操る植物の生存戦略
●人工甘味料は依存症にならない
●血糖値を上げない「甘さ」を利用する
●ヒトの「主食」はもともと何なのか
●猿人の主食は植物、だから絶滅した
●約200万年前、肉食が脳を飛躍的に発達させた
●縄文人は脂質・タンパク質が8割、炭水化物が2割
●ようやく60年前、お米の自給率100%に
●「食の欧米化」で日本人は長寿世界一になった
●お米をたくさん食べると短命になる

【第2章】 「糖質過多」はこんなに怖い!  
●動物園のサルは甘すぎるバナナのせいで病気になる
●老化の元凶は、糖質過多による「糖化」と「酸化」
●なぜ、糖尿病は50年で50倍増えたのか?
●明治時代の糖尿病治療は「デンプン、砂糖の禁止」
●カロリー制限の無効性を暴露した「久山町研究」
●糖質が血糖値を上げ、インスリンを分泌させる
●ごはんを食べさせて薬を使う「マッチ・ポンプ」治療
●インスリンは「飢えの時代」のホルモン
●インスリン分泌が少ないほど長生きできる
●インスリン注射が膵臓をダメにする
●今日の糖尿病治療では合併症は防げない
●インスリン投与試験の大失敗「アコードスタディの悪夢」
●なぜ、糖尿病でも元気な高齢者が大勢いるのか?
●糖質制限は危険な「血糖値スパイク」を確実に抑える

【第3章】 間違いだらけの「糖質制限」批判  
●医師の半数以上が糖質制限を「支持」している
●「脳のエネルギー源はブドウ糖だけ」という大間違い
●アシドーシス(酸性血症)への無理解
●なぜか無視される医学・栄養学の「国際標準」
●炭水化物は日本人の平均摂取量の半分が「適量」
●「カロリー制限」には何の根拠もない
●「卵は何個食べてもよい」が最新常識
●コレステロール値が高い人のほうが長生き
●世界で続々と採用される「砂糖税」「ソーダ税」
●肉より炭水化物のほうが格段に消化が悪い
●批判派の6つの疑念に対する私からの回答  
●なぜ、こんなにも人工透析が増え続けるのか?  
●ブドウ糖は半日分、脂肪酸は1カ月分のエネルギー備蓄量  
●「解糖系」は焚き火、「ミトコンドリア系」は発電所  
●ブドウ糖が不足すると、ケトン体が産生される  
●「糖新生」があるから糖質は必要ない  
●ケトン体こそ、人類本来のメイン・エネルギー  
●赤ちゃんはケトン体をほしがっている  

【第4章】 糖質制限に「世界」は動いている  
●糖質制限で救われる糖尿病患者、続々!  
●ケトン体は認知機能を高める  
●がん細胞は糖質をエサにして育つ  
●ケトン体の「サプリメント」も登場  
●世界標準の糖尿病の治療薬は「糖質制限薬」である 
●日本の医師が「インスリン注射」にこだわる理由
●SGLT2阻害薬の「アメージング・リザルト」
●腎疾患、脳・心血管疾患にも効くSGLT2阻害薬 
●薬に頼らず、最初から糖質を食べなければいいだけ! 
●自分で血糖値とケトン体値を測ってコントロールする時代へ

【第5章】 さあ、「糖質制限」を始めよう!  
●「体質」から変えていかなければ!  
●頑強な「ごはん信仰」から、どう抜け出すか?  
●私が「サラ牛」を高く評価する理由  
●自分に合った糖質制限の方法を選ぶ  
●鉄分&ビタミンB群、だから「肉・卵・チーズ」  
●鉄分&ビタミンB群の補給で、摂食障害が治る
●糖質「一日50g程度」からケトン体値が急上昇する
●MEC食+糖質130g 以下+30回噛む 
●続けるコツは「お腹いっぱい食べる」こと  
●ごはんを「3分の1」にするだけでも効果あり  
●食べてよいもの・食べてはいけないもの  
●「ストレス」が大敵。少量なら何でもオーケー!  

【エピローグ】 「糖質制限リアリスト」宣言  
●「必須ブドウ糖」という言い方がないのはなぜか?  
●より多くの人が楽に継続できる糖質制限を!  
●食をめぐる「価値観」の大転換

「甘いもの」は「麻薬」である…。ごはんを「3分の1」にするだけでも効果あり!いわゆる覚せい剤などの「ハード・ドラッグ」ほどではないものの、「甘いもの」には依存性があります。甘い砂糖やごはんなどに含まれる「糖質」は、私たちの意志に関係なく、脳に直接働きかけて糖質過多になるように誘うことができる物質(マイルド・ドラッグ)なのです。その甘い誘惑から逃れる方法を、解説します。

宗田哲男 むねた・てつお
1947年千葉県生まれ。1965年北海道大学理学部地質学鉱物学科入学。卒業後は国際航業に入社、地質調査などに従事。1973年帝京大学医学部入学。卒業後は小豆沢病院、立川相互病院勤務を経て、千葉県市原市に宗田マタニティクリニック開院。近年はFacebook グループ「糖質制限・ケトン体の奇跡」代表。糖尿病妊娠、妊娠糖尿病の糖質制限による管理で成果をあげている。著書に『ケトン体が人類を救う』『まんがケトン体入門』(ともに光文社)、『「ケトン体」こそ人類史上、最強の薬である』(カンゼン)などがある。

「甘いもの中毒」の書評

宗田先生が新著「甘いもの中毒~私たちを蝕む「マイルド・ドラッグ」の正体」を出されたので、さっそく買って読んでみました。読んだ感想を書こうと思います。

この本はタイトルからは甘いものの危険性を書いた本なのかなって思いましたが、内容は糖質制限やケトジェニックダイエットの意味について書かれた本でした。糖質制限やケトン体の意味について知りたい人にとっては、とっても分かりやすく、お勧めです。

宗田先生の本はいつもとても分かりやすく、面白くって読みやすいです。糖質制限やケトン体について知りたい人は、ぜひお読みください。

参照元:Amazon (甘いもの中毒 私たちを蝕む「マイルドドラッグ」の正体 (朝日新書))

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