連日、ビットコインをはじめ、仮想通貨の情報がにぎわっていますが、これに対してメディアは「時代は仮想通貨バブル」のような表現をとっています。
でも、それは見方によってはFXが流行り出したときと同じような「ギャンブル」とみなすことも可能です。そして、なんといっても、「日本円の暴落」であり、現行の資本主義形態の終焉ととらえることも可能なのです。
来年はこういう感覚が広がると思います。
日本円の価格が下がっている。
ビットコインを始めとする仮想通貨の価格が上がっていますよね。
これを見て「仮想通貨はバブルだ」と捉える人はとても多いです。
何の価値もないトークンの価格が上がっていたりするんで、バブルというのはたしかに否定できないんですが……。
これって見方を変えると、日本円を始めとする法定通貨の価値が、すごい勢いで下がっている……とも捉えることができるんですよね。
たとえば、「仮想通貨だけで生きている人」を想像しましょう。
バンドルカードあたりにビットコインをチャージすれば普通に日常シーンで使えるんで、実は「仮想通貨だけで生きていく」というのはもう難しくないんですよ。これあんまり知られてないんですが
報酬の大半を仮想通貨でもらい、日常的な支払いも仮想通貨で行っている。
そういう人は2018年以降、かなり増えていくと思います。
彼にとっては、JPYというのは資産の一種類にすぎません。納税のときに使うトークンみたいなレベルですね。
仮想通貨だけで生きている人からすると、JPYの価格は相対的に下落しているように見えます。
超強烈な「円安クリプト高」が進展しているわけです。
1ビットコインあれば、今は150万円の日本円を手に入れられるわけですから!
この感覚が一般化すると、「日本円で生きていくのはそれだけで損をする」という事実が常識になります。
給料は仮想通貨でもらうようになり、食料品、クルマや家は仮想通貨で買うようになる。
すると、JPYは「必要なときに必要な量だけ調達する草コイン」になるでしょう。
どんどん価値が下がっているので、積極的にJPYを集めるのは愚かですから。
これはまだ感覚的に理解できてない人が99.99%だと思います。
が、先駆的なビットコイナーたちは、すでに「円安クリプト高」の世界観に生きていることでしょう。
ぼくも最近はこの感覚が強くなってきました。JPYはマジで草コイン……。
2018年も着々とクリプト資産を増やし、日本円建ての資産を爆増させようと思います。
このまま日本円が暴落していけば、ぼくのクリプト資産、普通に100億JPYくらいになっているんじゃないかな。
一部の人にとって、JPYはもはやジンバブエドルみたいな存在になっていくわけです。
もちろん、すべての人がそのようにJPYを捉えるわけではありません。
一国の中に、複数の経済レイヤーが立ち現れる……ワクワクですな!