活性酸素:生体の大部分は水でできているので、電離放射線の照射によって反応性の高いOHラジカルをはじめとするいくつかの活性種が生成し、これらがDNAと化学反応を起こし損傷を引き起こす

電子と活性酸素

活性酸素は現代病において非常に注目されている物質です。電離放射能により、活性酸素の最終形であるヒドロキシラジカルが発生します。他の要因(喫煙、飲酒、ストレス、肥満、野菜不足、紫外線、排気ガス、過労などなど)は、活性酸素の中間系を創り出しますので、サプリメント等が効く可能性がありますが、放射能に関しては特に問題です。放射能以外でこれが発生するには、強い紫外線あるいは重金属の存在が必須となります。

生体の大部分は水でできているので、電離放射線の照射によって反応性の高いOHラジカルをはじめとするいくつかの活性種が生成し、これらがDNAと化学反応を起こし損傷を引き起こす。これが間接作用です。体内で取り込まれた酸素から発生する活性酸素以外に、外的な要因で発生する活性酸素もあります。放射線が直接生体分子を傷つける場合もありますが、間接的な影響の方が一般的には大きいといいます。

抗酸化物質は、抗酸化剤とも呼ばれ、生体内、食品、日用品、工業原料において酸素が関与する有害な反応を減弱もしくは除去する物質の総称です。有名な抗酸化物質としてはチオール、アスコルビン酸(ビタミンC)、ポリフェノール類などがあり、しばしば還元剤として使われますが、もっとも有効かつ強力なのは電子そのものであり水素です。そのような生体反応は酸化ストレスを還元し、細胞損傷や細胞死や癌の発生を防ぎますが、市販の水素水の多くは水素が含まれていません。

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