葉緑素と人間の血は深い関係があるといわれます。葉緑素自体の働きはなにかと言えば、おもに光合成を行う物質ですが、細胞修復などの免疫機能も持っている

植物の葉緑素はクロロフィルと呼ばれますが、葉緑素と人間の血は深い関係があるといわれます。葉緑素自体の働きはなにかと言えば、おもに光合成を行う物質ですが、細胞修復などの免疫機能も持っています。ただ葉緑素は、人体に対しても解毒作用や免疫機能などを発揮します。本来雑食であり究極的には何百万年も肉食に近い人類に対して、なぜ葉緑素は作用を示すのでしょうか。

よくいわれるのが葉緑素とヘモグロビンとの類似性です。植物の葉緑素とヘモグロビンは非常に良く似た化学構造をしています。葉緑素は四つのピロール核のまん中にマグネシウムの一分子を持つ化学構造式です。それに対して血色素は四つのピロール核の中心に鉄を一分子持つ化学構造式です。つまり葉緑素とヘモグロビンの違いは、中心の元素がマグネシウムか鉄の違いです。

で、植物性のものが好きな人たちの理論により、葉緑素が人間の血液と同じ働きをするという仮説が提唱されました。構造式が似ているので体内に入って、何らかの構造変化をしてヘモグロビンになるというわけです。ちょっと化学的にだけ考えると無理そうですが、量子力学や生物学的に考えると不可能ではないかもしれません。ここで重要なのはマグネシウムか鉄かということにもなります。

植物的な栄養学を提唱する人たちは、マグネシウムをよく重んじます。それに対して糖質制限的な動物食を提唱する人たちは、実に鉄を重視するのです。ちなみに蛸や貝類の血が青いのは鉄ではなく銅とか亜鉛なんだそうですが、とにかく必須微小ミネラルばかりです。この微妙な構造式とそれぞれの特性、ミネラルが持つ意味そのものも比較してみると、新しいものが見えてくるかもしれません。 この辺りはお茶や野菜の治療効果につながっていそうです。

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