歯医者さんに行くと「むし歯は歯磨きがきちんとできていないからなるんだ」って言われ、歯磨き指導をされますよね。でも、歯磨きでむし歯って予防できませんよ。何で嘘を言うんでしょう?

予防歯科の現実
歯医者さんに行くと、「むし歯は歯磨きがきちんとできていないからなるんだ」って言われ、歯磨き指導をされますよね。でも、歯磨きでむし歯って予防できませんよ。何で嘘を言うんでしょう?
そんなことを言うから、同業者から批判が殺到するんです。でも、事実ですから仕方ありません。歯磨きによってむし歯が予防できるという、確実な根拠は存在しませんから。
厚生労働省や歯科医師会は、日本人のむし歯を減らす努力をしているって口では言っていますけど、実際のところはどうなんでしょう。厚生労働省が5年に一回行っている歯科疾患実態調査ですけど、その最新版は平成28年度版になります。
それによれば、日本人の20歳以上80歳未満のむし歯の罹患率は、治療歯も含めると95%になります。はい、ちゃんと計算しましたよ、今回も。
前回は平成23年度版でしたが、それでは20歳以上80歳未満のむし歯の罹患率は、治療歯も含めると95%でしたね。僕の著書「歯医者が虫歯を作ってる」に書いてありましたね、確か。
あらびっくり、5年間で全く変わっていないではありませんか。これ、どういうことなんでしょうね。少なくとも、厚生労働省や歯科医師会が行ってきた予防歯科の取り組みの結果がこれってことですよね。いったい何してきたんでしょうね。
結局国や歯科医師会は、むし歯を減らそうだなんてハナから思っていないのでしょう。それでも僕のいうことよりも、僕以外の歯医者の言うことの方をみんな信じるのでしょうね。もう6年以上もずっと発信し続けてきましたけど、空しい限りです。

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