風邪薬、鎮痛剤、アレルギー薬で、血中ビタミンAが減少。ビタミンAは鼻、のど、肺の粘膜を守り強化する働きがあり本末転倒。

最近の研究で市販されている風邪薬、鎮痛剤、アレルギーの薬の成分が血液中のビタミンAを減らすことが分かった。
ビタミンAは、鼻、のど、肺の内側の粘膜を守り強化する働きがあるが、服用した結果、病気を長引かせる結果になる。
(完全版 vitamin バイブル参照)
薬が栄養素を吸収するのを邪魔したり、干渉することはよくあることです。アスピリンを例にとってみますね。
現在日本では、バイエル薬品株式会社が製造販売する「アスピリン」と、アスピリンに制酸緩衝剤(アルミニウム・マグネシウム系)を加えたライオンの「バファリン」、粉末状で胃粘膜保護のため、和漢(ケイヒ)が加えられた銭湯の広告としても有名な内外薬品の「ケロリン」が特に知られており、最近よく聞くのは第一三共株式会社の「ロキソニン」ですね。それぞれ複数のジェネリック医薬品メーカーから局方品や後発品相当の製品が発売されています。
アスピリンは驚異の家庭薬で、痛み止め、風邪薬や鼻炎などに使われています。ほんの少量とってもビタミンCが体から排泄される度合いが3倍になる可能性があるのです。また、葉酸とビタミンBの欠乏を引き起こし、貧血と消化障害の原因となります。
薬を飲むと、栄養素が奪われてしまうことを多くの人は知りませんよね。
もしよく飲まれるなら、添付文書を一度お読みになってみるといいですね。
「ロキソニン」の重大な副作用として次のようなことが書いてあります。

重大な副作用(頻度不明)
1 )ショック、アナフィラキシー様症状:ショック、アナ
フィラキシー様症状(血圧低下、蕁麻疹、喉頭浮腫、呼吸
困難等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、
異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切
な処置を行うこと。
2 )無顆粒球症、溶血性貧血、白血球減少、血小板減少:
無顆粒球症、溶血性貧血、白血球減少、血小板減少が
あらわれることがあるので、血液検査を行うなど観察
を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与
を中止し、適切な処置を行うこと。
3 )中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:
TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群):
中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群があらわれる
ことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた
場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
4 )急性腎不全、ネフローゼ症候群、間質性腎炎:急性腎不全、
ネフローゼ症候群、間質性腎炎があらわれることがある
ので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には
直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、
急性腎不全に伴い高カリウム血症があらわれることが
あるので、特に注意すること。
5 )うっ血性心不全:うっ血性心不全があらわれることが
あるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合
には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
6 )間質性肺炎:発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球
増多等を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので、
このような症状があらわれた場合には直ちに投与を中止
し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う
こと。
7 )消化管出血:重篤な消化性潰瘍又は小腸、大腸からの
吐血、下血、血便等の消化管出血が出現し、それに伴う
ショックがあらわれることがあるので、観察を十分に
行い、これらの症状が認められた場合には直ちに投与を
中止し、適切な処置を行うこと。
8 )消化管穿孔:消化管穿孔があらわれることがあるので、
心窩部痛、腹痛等が認められた場合には直ちに投与を
中止し、適切な処置を行うこと。
9 )肝機能障害、黄疸:肝機能障害(黄疸、AST(GOT)上昇、
ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇等)、劇症肝炎があらわ
れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認め
られた場合には中止するなど適切な処置を行うこと。
10)喘息発作:喘息発作等の急性呼吸障害があらわれるこ
とがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた
場合には、本剤の投与を直ちに中止し、適切な処置を
行うこと。
11)無菌性髄膜炎:無菌性髄膜炎(発熱、頭痛、悪心・嘔吐、
項部硬直、意識混濁等)があらわれることがあるので、
観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに
投与を中止し、適切な処置を行うこと。(特にSLE又は
MCTDの患者に発現しやすい。)
12)横紋筋融解症:横紋筋融解症があらわれることがある
ので、観察を十分に行い、筋肉痛、脱力感、CK(CPK)
上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等が認められた
場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、
横紋筋融解症による急性腎不全の発症に注意すること。

「アスピリン喘息」をご存じすか?
 痛み止めとか解熱剤とかに含まれているアスピリンという成分が原因で喘息発作がでてしまう喘息のことです。
喘息の10人に一人ぐらいの割合で嗅覚の異常、鼻茸、鼻ポリープがある20-50歳ぐらいの若い方に多く、ひどい発作になることがあります。
解熱消炎鎮痛剤と言われている薬が原因となることが最も多いのですが、意外と盲点が湿布薬とか塗り薬、食べ物にも原因物質が含まれていることがあります。
 着色料(タートラジン:食用黄色4号など)
 防腐剤(パラベン)
 防腐剤(安息香酸ナトリウム)
これらの着色剤や防腐剤が原因となることもあります。
さらには、イチゴ、トマト 、キュウリ 、柑橘類 、キウイ などは、サリチル酸化合物 で誘発する可能性がある食べ物です。

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